UMEDA INNOVATION WEEK

「UMEDA INNOVATION WEEK」の
体験価値を向上させる
拡張性の高いクリエイティブシステムを開発

国内外からスタートアップ、投資家、企業が集結する国際的なイノベーションカンファレンス「グローバルスタートアップクロスロード大阪」。 その中で、梅田エリアの多様な拠点を横断して同時多発的にプログラムが展開される中心的なイベントが「梅田イノベーションウィーク」です。 公益財団法人大阪産業局が主催するこの重要なイベントにおいて、私たちはコミュニケーション戦略の根幹に関わる課題を発見し、 イベント体験の価値を最大化するための新たなロゴとキービジュアルを開発しました。 単なるデザイン制作に留まらず、物理的な空間(チラシ、会場サイネージ)からデジタル空間(SNS広告、WEBサイト)まで、 あらゆる媒体で一貫したブランド体験と効果的な情報発信を可能にする、柔軟で拡張性の高いクリエイティブシステムを構築・実装しました。

役割

キービジュアル / チラシ / SNS・サイネージ広告作成

期間

1ヶ月

パートナー

-

サイトURL

プロジェクトは当初、イベント期間中に参加者が使用する会場マップやタイムスケジュール(チラシ)の作成依頼からスタートしました。 しかし、私たちはプロジェクトの要件を分析する過程で、より根本的で深刻なコミュニケーション上の課題を発見しました。

「梅田イノベーションウィーク」は、複数の会場で多数のセッションが同時進行する、非常に複雑な構成のイベントです。 参加者がストレスなく目的のプログラムにたどり着くためには、直感的で分かりやすい情報提供が不可欠です。

ところが、既存のイベントロゴは汎用性が低く、視認性や拡張性に問題を抱えていました。 現代のイベント運営では、巨大な会場バナーから小さなSNSアイコン、情報量の多いサイネージまで、 極めて多様な媒体での展開が求められますが、既存のロゴはそうしたスケーラビリティに対応できていなかったのです。

このまま制作を進めれば、情報が煩雑になり、参加者の混乱を招き、結果的にイベント全体の体験価値を損ねてしまうリスクがありました。 本質的な課題は「チラシのデザイン」ではなく、「イベント全体のコミュニケーション設計」そのものにあったのです。

私たちは、当初の依頼内容(チラシ作成)を表層的に解決するのではなく、 イベント全体のコミュニケーションを最適化し、参加者の体験価値(UX)を向上させることを目指しました。 そのために、以下の戦略的なアプローチを取りました。

1.コミュニケーション全体の俯瞰と課題の再定義
まず、私たちは参加者の行動フロー(イベント認知から当日の移動、参加まで)を詳細に分析し、 想定される全てのタッチポイント(WEB、SNS、印刷物、現地サイネージ)を洗い出しました。 その上で、既存のロゴでは対応できない具体的な問題点を可視化し、 コミュニケーション上のボトルネックを特定しました。

コミュニケーション全体の俯瞰と課題の再定義

2.戦略的な「逆提案」とデザインシステムの導入
分析結果に基づき、私たちはクライアントである大阪産業局に対し、 根本的な解決策として新たなロゴとキービジュアルの開発を「逆提案」しました。 目指したのは、単発の制作物の納品ではなく、どのような状況にも柔軟に対応できる「デザインシステム」の導入です。 これは、部分最適ではなく全体最適を目指す、私たちの基本的なスタンスを体現するアプローチでした。

戦略的な「逆提案」とデザインシステムの導入

3.「拡張性と一貫性」を重視したクリエイティブ開発と実装
新たなデザイン開発においては、「拡張性」と「一貫性」を最重要視しました。 イベントの持つ「革新性」や「多様なプレイヤーの交差」という思想を視覚化しつつ、 どのようなサイズや媒体で使用されても視認性が高く、 一貫したブランドイメージを維持できるデザイン言語と明確なルール(ガイドライン)を開発しました。 この新たなクリエイティブシステムに基づき、当初の依頼であったチラシはもちろんのこと、 会場のサイネージ、SNS広告用の展開データに至るまで、全てのツールへの展開を迅速に行いました。

「拡張性と一貫性」を重視したクリエイティブ開発と実装
Result 1
Result 2
Result 3

拡張性の高い新たなクリエイティブシステムを導入したことにより、 イベント全体のコミュニケーション品質は飛躍的に向上しました。 デジタルからフィジカルに至るまで、全てのタッチポイントで一貫したブランド体験を提供することに成功し、 「梅田イノベーションウィーク」のブランディング強化に大きく貢献しました。

特に、複雑な会場内においても、視認性の高いサイネージやツールによって円滑な情報提供が実現され、 参加者のストレス軽減と満足度向上に寄与しました。

本プロジェクトは、戦術的な依頼から本質的な課題を見抜き、 戦略的なソリューションを提供するという、私たちの強みを象徴する事例となりました。

ロゴ・キービジュアル開発

イベントの革新性と多様性を表現する新たなブランドアイデンティティの構築

デザインシステム構築

あらゆる媒体で一貫したブランド体験を提供する拡張性の高いシステムの開発

印刷物・サイネージ制作

会場マップ、タイムスケジュール、案内サイネージなどの制作と展開

デジタル広告展開

SNS広告、WEBバナーなど、デジタル媒体向けクリエイティブの制作